出席停止になる小学校の感染症 治癒証明書の料金は子供でもかかる?
2018/02/20
こんにちは。
インフルエンザなど感染する病気が流行りはじめると、お母さんは色々と心配になりますよね。
早く良くなるようにゆっくり家で休ませてあげたいけど、どのぐらい学校を休めばいいのか・・。
仕事もどのぐらいお休みを取ったらいいのか迷いますよね(^^ゞ
「学校保健安全法」で決められている「出席停止になる病気」と「出席停止の日数」について、わかりやすく表にまとめてみました。
参考になれると幸いです。
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出席停止になる小学校の感染症
出席停止になる感染症と出席停止の日数です。
病名 | 出席停止の日数 | |
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘そう・南米出血熱、ペスト、マールブルグ熱、ラッサ熱、ジフテリア、重症急性呼吸器症候群(SARS)、急性灰白髄炎(ポリオ)、鳥インフルエンザなど | 治癒するまで | |
インフルエンザ | 発熱後5日かつ解熱後2日を経過するまで | |
百日咳 | 特有な咳が消失するまで、又は5日間の抗菌薬による治療が終了するまで | |
麻しん(はしか) | 解熱後3日を経過するまで | |
風疹(三日ばしか) | 発疹が消失するまで | |
水ぼうそう(水痘) | 全ての発疹が痂皮化(かさぶたになる)するまで | |
咽頭結膜熱(プール熱) | 発熱・咽頭炎・結膜炎などの症状が消失した後2日経過するまで | |
流行性耳下腺炎(おたふく風邪) | 耳下腺や顎下腺の腫れが現れてから5日経過すぎ、全身状態が良好となるまで | |
結核 | 症状により学校医、その他の医師が感染のおそれがないと認めるまで | |
髄膜炎菌性髄膜炎 | ||
コレラ | ||
細菌性赤痢 | ||
腸管出血性大腸菌感染症 | ||
腸チフス | ||
パラチフス | ||
流行性角結膜炎 | ||
急性出血性結膜炎 |
治癒証明書が必要な出席停止の病気
通っている学校によっても変わってきますが、一般的に治癒証明書が必要とされている病気をまとめました。
医師による「治癒証明書」が必要な感染症
病名 |
インフルエンザ |
麻しん(はしか) |
風疹(三日ばしか) |
水ぼうそう |
流行性耳下腺炎(おたふく風邪) |
咽頭結膜熱(プール熱) |
結核 |
百日咳 |
流行性角結膜炎 |
腸管出血性大腸菌感染症 |
急性出血性結膜炎 |
髄膜炎菌性髄膜炎 |
「治癒証明書」がいらない(状態によって登校できるもの)
全身状態がよくなれば登校可能なので必ず出席停止になるわけではありませんが、流行している、欠席者が多いなどの理由で出席停止の措置がとられることもあります。
病名 | 登校できる目安 |
溶連菌感染症 | 抗菌剤治療開始後24時間を経て全身状態が良ければ登校可能 |
ウイルス性肝炎 | A型・E型→肝機能正常化後登校可能
B型・C型→登校可 |
手足口病 | 発熱、咽頭・口腔の水疱が続いている間は登校停止
治癒してきたら全身状態がよくなれば登校可 |
ヘルパンギーナ | |
伝染性紅斑(りんご病) | 発疹のみで全身状態がよければ登校可能 |
マイコプラズマ感染症 | 急性期は出席停止、全身状態がよければ登校可能 |
感染性胃腸炎(流行性嘔吐下痢症) | 下痢・嘔吐症状が改善されれば登校可能 |
アタマジラミ | 登校可能(タオル・くし・ブラシの共用は避ける) |
伝染性膿痂疹(とびひ) | 登校可能(プール可能だが、ビート板共用などの接触は避ける) |
伝染性軟属腫(水いぼ) | 登校可能(プールは避ける) |
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「治癒証明書」や「登校許可書」の料金は子供でもかかる?
住んでいる地域や学校、病院・医院によって証明書の呼び方が変わってきます。
一般的には「治癒証明書」と呼ばれるところが多いですが、「登校許可書」でも内容は同じなので大丈夫です。
「治癒証明書」(「登校許可書」)について | |
書類の様式 | 学校や病院・医院によって、指定の様式があるところと無いところとバラバラ |
金額 | 用紙がある無いにかかわらず、病院・医院によって無料と有料(300円〜500円位)のところがある(用紙の有無ではなく、病院・医院によって診療代の取り決めがそれぞれなため) |
病院で「用紙は持ってきてる?」なんて聞かれて焦るお母さんも多いのですが、慌てることはありませんよ。
医師の記入時にかかる料金は用紙の有無に関係ないので、用紙がなくても無料のところは無料だし、用紙があっても有料のところは有料になります。
なので用紙を持っていなくても安心して病院にかかってくださいね(^^)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
出席停止になるような感染症は症状もひどいので、具合の悪いお子さんを見ているのはこちらも辛いですよね・・。
早くお子さんの具合がよくなって、そして看病されているお母さんにもうつりませんように。
どうぞお大事にしてくださいね。
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